東日本大震災から半年を経て、いまだに避難生活を余儀なくされている人たちがいる。福島第一原発は今も復旧作業が続いており、収束のめどが立っていない。2011年9月11日、TBS(株式会社TBSテレビ)は震災報道スペシャルとして『原発攻防180日の真実 故郷はなぜ奪われたか』と題した番組を1時間半(同日午後3:30〜4:54)にわたって放送した。
東京電力(以下:東電)は13日、その放送内容に抗議する内容の文言をホームページに掲載しているのだ。東電によると、「事実と異なる内容や誤解を招くおそれのある内容が報じられております」として、同社が把握している事実関係を伝えているのだ。その内容は次の通りである。

・ TBS報道に対して、東電が抗議している放送内容(以下:抜粋)
1. TBS報道「停電しても適切に対応すればメルトダウンも水素爆発も防げた」
現在、国の事故調査・検証委員会などで調査が進められております。そうした中で、事実の解明を待たずに、推定や憶測などによって、「人災」と結論づけた報道がこのたびなされたことは甚だ遺憾であり、誤解につながる可能性が大きいと言わざるをえません。

2. TBS報道「ベント弁の手動操作の指示が遅かったことにより、ベント実施に時間がかかった」
速やかに発電所長は現場での手動操作を含めたベントの準備を進めるよう指示しており、指示が遅かったということはありません。
(高線量下、電源喪失、通信機能喪失の環境下で)作業員相互あるいは作業員と本部との連絡が極めて困難な状況であり、そうした中で全力を傾けていました。

3. TBS報道「(東電は)現場からの全面撤退を考え、それを国に伝えた」
当社が国へ申し上げた趣旨は「プラントが厳しい状況であるため、作業に直接関係のない一部の社員を一時的に退避させることについて、いずれ必要となるため検討したい。」ということであります。
 
なお、東電はこのことに対して、TBSに訂正などの対応を求めていないようである。ちなみに掲載内容の全文は、東電ホームページの
「当社関連報道について」で確認が可能である。

参照元:東京電力ホームページ